そこで、皆既帯を拡大してみよう。
右図で、1、2は屋久島、下の6、7は奄美大島である。赤い線の内側が皆既帯で、真中の線に近いほど皆既食の時間が長いことになる。
その線に近い所に位置する4の島、悪石島(あくせきじま)、その島こそベストの観測地と言える。
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皆既食始 |
皆既食終 |
皆既時間 |
1.上屋久 |
10:57:14 |
10:58:47 |
01:34 |
2.屋久 |
10:56:08 |
10:59:59 |
03:51 |
3.十島 |
10:53:51 |
10:59:51 |
06:00 |
4.悪石島 |
10:53:21 |
10:59:41 |
06:20 |
5.宝島 |
10:52:53 |
10:5845 |
05:52 |
6.笠利 |
10:55:47 |
10:58:43 |
02:56 |
7.名瀬 |
10:56:30 |
10:57:17 |
00:47 |
8.喜界 |
10:57:06 |
10:58:47 |
01:41 |
上海 |
09:36:49 |
09:41:48 |
04:59 |
参考までに上海での時間も載せておく。(現地時間)
もう一つの観測地として、小笠原諸島がある。 その中で条件が最も良いのは、北硫黄島(皆既時間6分35秒)であるが、一般の立入はできないようである。
夏休みに入っているので、数々のツアーが計画されることだろう。特に右図内の薩南諸島への渡航者は空前絶後になると思われる。
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